はてなブログから移項した記事 雑記

長野県の学校の「無言清掃」とか「無言給食」とかって何の意味があるのだろうか

お題「マイルール」

別にルールにしているわけではないのですが、もう、身に染みついてしまっている感じです。

「無言清掃」その名のとおり、無言で掃除をするのですが、小中学校で徹底されたために、掃除などの作業をするとき、どうしても黙り込んで黙々と作業をしてしまいます。

同じような長野県民多いんじゃないかと思います。ですから、マイルールというかローカルルールなのかな。

県歌「信濃の国」もそうですが、どうも、長野県にはどうでも良いようなこだわりがあるようで、この「無言〇〇」はその最たるもののような気がしています。

無言清掃とは

もはや説明不要な気もしますが、その名のとおり、無言で掃除をすることです。

大事なのは「無駄話をせずに黙って掃除をしましょう。」的な話ではなく、正真正銘の「無言の掃除」だということです。

「ねぇ、そこのちりとりとって。」って、他人にお願いしたとしますよね。これ、無言清掃のルールではアウトなんです。とにかく何も話さない、しゃべらない。目配せと指さしなどのジェスチャーだけでコミュニケーションをとって掃除をするわけです。

遥か昔の記憶をたどってみたのですが、確か「気働きが出来るようになるように」とか「人の気持ちを読み取れるようになるために」とかいう理由が黙って掃除をしたほうが効率が良いとかそういう内容に付随していたような気がします。

これ、たぶん始まったころは「無駄話をせずに黙って掃除をしましょう。」みたいな話だったと思うんですよ。それが、やっているうちにやり過ぎるダメなパターンに嵌まったのではないかと思うのです。

だって、どう考えてもおかしいでしょ。効率絶対に悪い。

もちろん先生によって多少対応が違う

基本的には上記のようなルールなのですが、こんなアホなルールですから担任によって指導の仕方が違いました。「必要なことは話しても良いよ。」と言ってくれる先生もいます。これが当たり前だと思いますけど。

だけれど、必要なこととはいえ話しているところを別の先生に見つかれば注意を受けることもあるわけです。中には原理主義者的なドアホウもいて、理不尽な思いをさせられました。まぁ、私の小4の時の先生の話なんですけどね。

普通の先生なら話せばそれなりに分かってくれるものだと思うのですが、相手は原理主義者。何をどう話したところで聞く耳を持たない。ホント、大嫌いでした。

最狂にして最凶の無言〇〇シリーズは無言給食

無言で〇〇をするってのは結構いろいろありました。掃除の他に読書だったり、登下校だったり、運動なんかがあったと記憶しています。

まぁ、読書は静かにしたいので良いのですが、悪ふざけをして事故らないようにと無言の登下校をさせられたり、体育の時間に黙々とマラソンや遠泳をさせられた頃は本当に学校が嫌いでした。

ただ、結局、登下校は先生がみていないのでいつの間にかなくなりましたし、体育もたまにやるだけだったので、今思えば、まだこの無言シリーズではましな方でした。

最悪なのは「無言給食」です。

子どものうちは静かに落ち着いて食事をすることも大切かも知れませんが、限度がありますよね。どうして黙々と食べなければいけないのか?

マナーを教えるべきであって、これは違うと思うんですよね。適度に談笑しながら食事をするのって、大人になったら必要なコミュニケーション能力じゃないですか。

それなのに、一言も発することなく黙々と食べる。想像してくださいよ、小学生が何も言わずに、「美味しいね」の一言もなく、頂きますから、御馳走様(諏訪の場合は「いただきました」)までの間、無言で食事をする光景を。シュールすぎない?

結局、これもいつの間にか無くなったのですが、いつからだったのか… 先生変わった時からかな。思い出せない。

ただ、やっぱり、その時の影響があって、新しい先生に、「どうしたのみんな。美味しくないの?」って心配された記憶があります。子供の頃の習慣って癖になりますから、談笑しながら食べても良いと言われても、どうしても黙々と食べてしまったのでしょう。黙っているから美味しくないのかと心配したそうです。

今でもあるらしい

私の教室に通う生徒に確認してみると無言清掃は今でもやられているそうです。流石に無言給食はたまに罰としてあるくらいだそうです。

給食中に生徒がふざけ合って、牛乳を飲んでいる子を笑わせて噴出させたりするいたずらありますよね。そういうことをすると、その後に無言給食をさせられることがあるようです。

無言給食は論外ですけど、無言清掃についてもどうなんでしょうね、これ。

害悪だとまでは言い切る自信ないですけど、やる意味があるとも思えない。他県の方からはどのように映るのでしょう。それから長野県民の方で、「あれをやって良かった。」と思っている方がおりましたら、その理由を聞いてみたいです。

良いとか悪いとか以前に、私には無言清掃や無言給食といった無言シリーズの意味とか目的とか、そういうことが全く理解できなかったし、今もよく分からないでいます。

 

「黙りこんで静かに晩酌をするのは、無言給食の悪弊かな」とか思いながら書いていたのですが、なんのことはない、話す相手がいなかっただけでした。

はやいとこ、晩酌を付き合ってくれる美人で優しい嫁さんを探したいと思います。

では、また。

-はてなブログから移項した記事, 雑記