仕事で近くまで行ったので、今回の御柱祭で建てられた新しい柱を見てきました。
やっぱり、新しい御柱はキレイですね。日の光でピカピカと光っていました。
諏訪大社の御柱は、4つのお宮にそれぞれ4本、合計16本ありますので、一日で全部紹介するのはちょっと大変ですので、1日ずつ、各お宮ごと紹介していきます。
今日は上社の本宮の4本の柱を紹介します。
諏訪大社上社本宮の御柱
念のため。
諏訪大社は諏訪湖をはさみ、諏訪・茅野市に上社が、下諏訪に下社があります。そして、上社に本宮と前宮という2つのお宮があり、下社に秋宮と春宮があります。
上社=本宮、下社=秋宮と勘違いしているバスガイドさんなども多いですが、上社にも下社にも2つのお宮があります。このような誤解が生じる理由はお宮の規模の差もあるかもしれません。本宮・秋宮に比べると、前宮と春宮は少し小さく、観光向けでもありません。
このあたりの差は御柱のサイズなどにも表れてきます。上社と下社は御柱となる樅の木を別の山で切り出すので、単純に比較はできませんが、上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮のものをそれぞれ比べると、全体的に前者の方が少し大きいです。つまり、上社の御柱の一番大きな柱があるのが本宮ということになります。
ちなみに、今回の上社の御柱はこれまでの御柱と少し違いがあります。これまでは八ヶ岳の国有林の樅の木が使われていましたが、今回はお隣、辰野町の樅の木を使っています。
本宮四之柱
ランキングっぽく小さいほうから行きます。
「どこにあるんだ?」って感じですが、真ん中、林の奥に見える柱が四之柱です。このお宮で一番小さな柱ですが、小さいと言っても10メートル以上あります。
ズームするとこんな感じ。
手前の枝にピントが合ってしまった…
本宮三之柱
こちらも四の柱どうように林の中にあり、チョッと探すのが大変。
問題です。この写真の中に三の柱が写っています。どこにあるでしょう?
答えはこちらです。
多分、諏訪大社の御柱の中で一番見つけるのが難しい柱だと思います。今はピカピカなので比較的見つけやすいですが、数年後には色がくすんできてまわりの木々と見分けがつかなくなります。
遠いのでやっぱり小さく見えてしまいます。
参拝者に見つけてもらえない不遇の柱です。是非、この柱を見ていてやってください。
この柱の見つけ方については以前に書きましたので、参拝される際は参考にしてください。
本宮二之柱
この柱は近くで見る事が出来ます。デカいです。
でも、これだけデカいのに、数年後、柱の色がくすんでくると隣の欅の木が立派過ぎることもあって、気が付かれないこともあるんですよね。
信じられないことなのですが、「二の柱が見当たらなくって…」なんて話を観光ガイドをしているとされることがよくあります。
この柱と一の柱を見る時は是非見てもらいたい場所があります。それは柱の背中。
わかります? 八ヶ岳からここまで引き摺ってくるので、削れて平らになってしまうのです。
削れて毛羽立っています。綺麗な表も良いですが、この裏の削れ具合を見ると御柱祭の様子が伺えて面白いと思いますよ。
本宮一之柱
このお宮で、そして上社で一番大きな柱です。
この柱を写真に納めようとすると、だいぶ下がって撮るか、広角を効かせて撮るようになります。参拝者も上手く写真におさまらないものかと色々な場所からカメラを構えるのですが、私は真下から覗き込むように撮るのがおススメです。
やっぱり本一は大きいし、立派です。
境内の様子
祭の直後ということもあり、平日にもかかわらず大勢の参拝者で賑っていました。普段の休日より多いと思います。
新しい宝殿も完成間近のようでした。
茅葺の屋根を仕上げているところでした。
この宝殿が完成すると、上社の御柱の本当のクライマックスである宝殿遷座祭(6月15日)です。
明日は前宮の御柱の様子です。
弟の結婚式があるので、これから書いて予約投稿します。多分、コメントは返せませんし、本文に間違えがあってもすぐには直せませんので、多少のミスは笑って許してください。
では、また。