あけましておめでとうございます。
しょうもないブログですが、本年もよろしくお願いします。
さて、本題。
みなさんはもう初詣には行かれましたか。私は今朝早く諏訪大社の本宮にお参りに行ってきました。
- 遠くからも聞こえるデモの罵声
- 動物愛護のためならマナー無視だって許される
- 縄を張ろうが問答無用
- 動物愛護団体対策で境内は大規模に規制されていた
- 神事は無事に斎行されていたようです
- 境内に向かって叫ぶ
- サンリオの許可をとった?本当に?
遠くからも聞こえるデモの罵声
今の住まいから歩いて30分くらいなので、駐車料金払うのも勿体ないので徒歩で向かいました。諏訪市博物館が見え始めた頃でしょうか、たぶん境内で演奏しているのでしょう太鼓の威勢の良い音が聞こえました。元旦の独特のピンと張った空気と相まって、何ともお正月らしい雰囲気です。
ところが、博物館の横まで来たあたりで、何とも耳障りなノイズが混じるのです。そうです。例のカエルの着ぐるみの動物愛護グループが今年もデモを行っていました。
地域住人が元旦の平穏を奪うなと怒っておられましたが、まったく迷惑な行為だと思います。
残酷な行為を子供に見せるなと叫びながら、残酷な写真を掲示しているあたりも目的が何なのかよく分かりません。
動物愛護のためならマナー無視だって許される
正月に神社の正門前でこんなデモをするような団体にマナーを期待する方が馬鹿げているのでしょうが、こうも堂々とやられると呆れてしまいます。
これ、鳥居の前に建てられていた看板です。
要するに迷惑だから騒ぎ立てないでくださいということなのですが、この看板のすぐ隣でデモ行動です。
そりゃ、「境内における…」と但書はありますよ。そしてここは一応神社の外です。鳥居の手前ですからね。
盛んに「子どもが見てます」と叫んでいましたが、そうです。子供が見ていました。気がついていなかったかもしれませんが、子供に笑われていましたよ。そりゃ、そうです。こんな屁理屈、今時子供だって言いません。
縄を張ろうが問答無用
昨年もそうでしたが、神事を行う場所は縄が張られ、一般の人が入れないようにされています。
とは言え、神事が行われる御手洗川周辺は諏訪大社の土地ではないため管理は長野県になります。そのため、県から許可をとってあると言って中に入るわけです。
流石に昨年のようにザリガニ獲りを始めたりはしませんでしたが、よくよく考えると、この人たち動物愛護の団体のはずなのに、どうしてザリガニ獲ってたんでしょうね?
「冬眠中の蛙をおこすな!!弱い者いじめだ!!」って怒っていたのに?
ザリガニは良いんですかね?
まぁ、きっとこういう疑問を持つ人から指摘されて、今年はザリガニ獲りは辞めたのでしょうけどね。
動物愛護団体対策で境内は大規模に規制されていた
どうやら今年も御手洗川での蛙狩り神事はなさそうですし、何より、こんな動物愛護団体の主張(?)を聴いているのもばかばかしいので神社の中へお参りに行きました。
諏訪大社本宮の正式な入り口はこのデモの行われていた鳥居です。本来ならここから境内に入り神様に年始の挨拶をしたいところでしたが、混乱を避けるためこの鳥居からの入場は規制されていました。そのため、一般的に正面だと思われていますが実は裏口にあたる西門へ向かいます。
どうも、正門の東鳥居だけではなく、西鳥居以外の入り口全てが規制されていたようです。たぶん昨年もこうだったのでしょう。
境内も大規模に規制がされていました。
通常、西鳥居から入った場合はこの規制の先に進み、東鳥居の方までグルリと回るようにして参拝するのが正しい参拝経路です。
神事が行われる拝殿・斎庭・摂末社遥拝所付近に人を近づけないための措置だと思われます。以前はこういう措置は無かったと思います。地元民なら神事の邪魔をするような奴いませんしね。
初詣で通る布橋の独特の雰囲気好きだったんですけどね… 仕方がありません。
諏訪大社の初詣は様変わりしてしまいました。大事なものをぶち壊されたようで非常に不愉快です。
神事は無事に斎行されていたようです
まだ朝8時と早い時間ですが拝殿の前は結構混み合っていました。
御賽銭を投げ、神様に新年の挨拶をしたあと、拝殿に目をやると神事の真っ最中でした。
おそらく、蛙狩り神事の後に行われる御頭御占神事(おんとうみうらしんじ)ではないかと思います。
宮司の神秘な占いにより、一年間の諏訪大社の重要な祭事に奉仕する御頭郷(おんとうごう)を選定する神事です。
以前はこれらの神事も布橋から、つまり後ろからではなく横から見ることが出来たのですが、おそらく今後は難しいのでしょうね。非常に残念です。
神事自体は今年も行われたようなので、それは安心しましたが、たぶん元旦の神事のやり方は昨年、今年のやり方で固定化され、一般の参拝者が見ることのできないものへと変わっていくのでしょう。こうして少しずつ伝統とか文化とか地域の歴史みたいなものが外部から浸食され失われていくなら悲しいことです。
それにしても、デモうるさいな。たまに罵声が風に乗ってくる。
境内に向かって叫ぶ
お参りも済ませたので来た道を帰ります。まぁ、そうすると当然、動物愛護の人たちの近くを通ることになるのですが、まだやってました。
ただ、先ほどと違うのは、メンバーらが行き交う参拝客に向かってではなく、境内に向かって叫んでいること。
なるほど、境内の中まで罵声が響いていたわけだ。
地元の人たちは昨年の騒ぎと御柱祭のときの騒ぎで、この人たちのことを知っていますので、多くの人が「あ~、あれが…」という感想しかないんですよね。
だから誰も見向きもしない。普通相手にしませんよ。こんな人たち。
反応の悪さ、というより地域住人の無言の圧力を感じたんじゃないですかね。参拝客に相手にされないならばと、境内に叫び始めたのだと思います。
サンリオの許可をとった?本当に?
そういえば、一つ興味深いやり取りがありました。
この団体が使用していたプラカードの中にサンリオのキャラクターが使われていたのです。
けろけろけろっぴでしたっけ?
このことについて、氏子と思われる方が「このキャラクターの使用許可はとってるの?」と愛護団体に質問していたのですが、これに対して、
問題はない!!
と明言されていました。
これはつまり、使用許可をとったということでしょうか。
「神社の神事を妨害するためのデモで使用しても良いです。」とサンリオがOKを出したってこと?
マジで? ウソだろ?
いやいや、でも、この団体には
弁護士先生もいるらしいし、
まさかそのへんの権利関係を曖昧にしていたりしませんよね。
最近はWELQなどキュレーションサイトの絡みで著作権の問題がクローズアップされていますし、まさか、そんなタイミングで、権利を守るのが仕事の弁護士先生がそんなことするわけがない。
しかしそうすると、サンリオが諏訪大社にケンカ売ってきたことになるわけですが、そんなことをサンリオのような企業がするわけもなく…
じゃぁ、やっぱり許可とったなんてウソってこと?
でもなぁ~ 繰り返しになりますけど、この動物愛護の人たちの仲間には法律に詳しい弁護士の先生がいて、長野県から御手洗川の中に入る許可もとってあると、法律をたてに私ら氏子の想いを踏みにじっているわけで、そんな弁護士先生がこんなお粗末なことするとも思えないんだよなぁ。
噂では御柱絡みで訴えおこした弁護士先生もお友達らしいし、法律関係には強い団体のようですから、まさか、著作権を無視したりしてないですよね。
本当のところ、どうなんですかね。
サンリオさん、まさか諏訪大社にケンカ売るような真似はしていませんよね。
もし、許可など出していないということになれば、この人らのウソということになると思いますが、愛らしいキャラクターをこのような行為に勝手に使われること、それも許可をもらったかのような主張をされることをどのようにお考えでしょう。
って、こんなところで書いたところで、サンリオには届きはしないのだろうけど。
(記事投稿後、メールにて問い合わせをしました。返事があり次第お知らせします。)
※追記(2017.02.14)
蛙狩り神事の妨害デモで使用されていたキャラクターについて、サンリオさんから連絡がありました。
団体は許可を得て使っているとのことでしたが、個別の案件について使用の可否をお応えすることはできないものの、使用許諾は確認されなかったそうです。
では、また。
※追記
予想はしていましたが、ブコメに批判的なご意見が沢山付きました。
これは愛護団体のやっていること以上に神事を否定することになりかねないので、書きたくなかったのですが、あえて書きます。
皆さんは、本当にあの川で毎年都合よくカエルが捕まると思っているのでしょうか?
玩具みたいな弓矢で生きたカエルを射抜けると思っているのでしょうか?
愛護団体の話を全て真実だと思っているのですか?
私は今までに何度も蛙狩りを見てきましたが、彼らが主張するような残酷なシーンを見たことがありません。
連中、昨年は御手洗川に入ってザリガニ獲りと称してカエル探したんですよ。そして真冬の御手洗川に冬眠中のカエルなんていないと知っている。知っていて冬眠中の蛙を起すなと言っている。こんな連中の言うことを素直に信じちゃうなんて純真ですね。
これはね、サンタクロースの不法侵入についてマジになって議論しているようなものなんですよ。
したり顔でそんなバカげた議論を吹っかけてくる君たちを想像すると、実に微笑ましいです。
というわけで、おマヌケさんたちの記事を書いてみました。
建前と事実を混同したまま他者を批判するマヌケたちの話 - ヘソで茶をわかす
良かったらこちらもお読みください。