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2年参りや初詣でお参りしてみたいおススメの全国47都道府県の神社・お宮

12月中旬。色々あった2016年も残すところあと2週間。年中行事はほぼ終わり(クリスマス?なにそれ、美味しいの?)、そろそろ迎える新年の計画をたてる頃となりました。

お正月といえば、まずは地元の神社に初詣。

しかし、最近ではお正月を地元でのんびり過ごすのではなく、県外の観光地で過ごす方も多いそうです。

ならば、出向いた先の神社で初詣というのも良いかもしれません。

というわけで、各県の有名な神社、と言うか、個人的におススメor行ってみたい神社・お宮をまとめてみました。

北海道神宮(北海道)

札幌市中央区宮ヶ丘474

北海道の開拓と発展の守護として明治2年に創祀された道内随一の格式を誇る神社です。開拓三神と呼ばれる大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三神と明治天皇をお祀りしています。

現在の社殿は、昭和49年放火に遭い、昭和53年に復興されたものだそうですが、他の神社と比べて屋根が広く大きい独特のデザインです。豪雪に耐えるつくりということでしょうか。

岩木山神社(青森県)

弘前市百沢寺沢27

陸奥・津軽の開拓の神として宝亀11年(780)に岩木山山頂に鎮座した歴史の古い神社です。現在は山頂に奥宮が、山麓に里宮があります。津軽地方一帯の信仰の中心で、「お岩木さま」とか「お山」などと呼び親しまれているそうです。

また外観が日光の東照宮に似ていることから「奥日光」とも呼ばれています。日光東照宮と見比べてみるのも面白いかもしれません。

雪深い地方ですが正月には多くの参拝者が参詣するそうです。

真山神社(秋田県)

男鹿市北浦真山水喰沢97

第12代景行天皇の頃の創建といわれ、男鹿半島の修験道の拠点として発展しました。

2月に行われる「なまはげ柴灯祭り」は全国的にも有名。是非一度生で見てみたいものです。

成島三熊野神社(岩手県)

花巻市東和町北成島5-1

延暦21年(802)に坂上田村麻呂が紀伊の熊野三山を勧請したと伝えられる神社で、「泣き相撲」でも有名です。

元日には除夜の鐘を合図に褌一枚で若者らが参加する「はだか参り」なる行事があるらしいのですが、東北岩手の真冬に、しかも真夜中に褌一枚… 参加するみなさん、風邪などひかぬようにお気をつけください。

塩竈神社(宮城県)

塩竈市一森山1-1

奈良時代以前に起源を遡ることができる陸奥国一之宮。毎年7月に行われる特殊神事「藻塩焼神事」などで有名です。

学生の頃、長い階段を登った記憶があります。私、神社の石段って好きです。ほんの少しの苦労でありがたみが増すような気がしますよね。

飯野八幡宮(福島県)

いわき市平字八幡小路84

平安時代後期、源頼朝の命令で建立されました。歴代の磐城平藩主に篤く保護された神社で、本殿・楼門・神楽殿・唐門をはじめとした7棟もの建築物が重要文化財に指定されています。

寺社仏閣マニアの私には重文7棟は超魅力的です。是非、直に見てみたいものです。

出羽三山神社(山形県)

鶴岡市羽黒手向手向7

出羽三山とは月山、羽黒、湯殿山各神社の総称です。月山と湯殿山は雪深く冬期は入山できません。そのため羽黒山に三神合祭殿を造営、これを一般に出羽三山神社と呼びます。

日本では古くから修験道という独自の宗教がありましたが、それは大雑把にいうと、神道と仏教の要素を取り入れ、尚且つ山中深くに分け入り厳しく修行することを特色とします。その北の代表がこの出羽三山神社を拠点とする羽黒修験です。

かつては門前町に山伏たちが営む宿坊が300以上あるなど隆盛を極めましたが、明治政府が修験道を禁止し羽黒修験は危機に瀕したことがあるそうです。しかし、氏子らに支えられその歴史は今も受け継がれています。

その羽黒修験の伝統を色濃く伝えているのが大晦日から元旦にかけて行われる松例祭(しょうれいさい)です。この神事は新年を迎える火の祭りとしても有名です。

随分と出羽三山の紹介が長くないかって?それは行ってみたい度の表れです。松例祭は絶対に死ぬまでに一度は見てみたい神事です。

赤城神社(群馬県)

前橋市富士見町赤城山4-2

赤城山とその頂に湛えられた大沼・小沼の湖をご神体とする神社で、その湖の湧水は一掬千金の御神水とされ、朝廷や幕府にも献上されたそうです。

神社自体も気になりますが、この御神水が凄く気になります。境内で取水も可能だそうで、一度飲んでみたいです。

鹿島神宮(茨城県)

鹿嶋市宮中2306-1

古事記の国譲り神話で活躍した建御雷神を祭神とする常陸国一之宮。旧官幣大社で全国に600余りあると言われる鹿島神社の総本社です。

建御雷神と言えば、我らが諏訪明神こと建御名方神と対決したライバル神。というか、出雲から諏訪にやってくる原因ともなった天敵。この神社はいずれ必ずお参りせねばならないと思っています。

二荒山神社(栃木県)

日光市三内2307

男体山(二荒山)、女峰山、太郎山の三山をご神体とする日光の氏神で、下野国一之宮で旧国弊中社です。

御神体となっている山々や、中禅寺湖、華厳の滝、いろは坂、日光連山などを境内地に含み、その面積は大変広大で伊勢神宮に次ぐものです。

神社の社殿はもちろん、周囲の自然も楽しみたい神社です。

神田明神(東京)

千代田区外神田2-16-2

天平2年(730)に現在の大手町付近に創建され、江戸時代に江戸城の表鬼門にあたる現在地に遷座されました。以来、江戸総鎮守として崇敬を集めてきました。

大晦日には23:30頃に一旦閉門し、年明けを知らせる一番太鼓と共に随神門が開かれ、歳旦祭が斎行されます。

最近はアニメ、ラブライブの聖地としてファンの中でも人気らしいです。

私の地元の諏訪大社もゲーム等の聖地としてファンの参拝が多いのですが、そもそも神社って聖地なわけで、それを〇〇の聖地とか言われると何とも言えない不思議な気持ちになります。神田明神の地元の方たちはどのように思っているのか興味あります。

香取神宮(千葉県)

香取市香取1697

鹿島神宮の建御雷神と共に国譲り神話に登場する経津主神を祭神とする下総国一之宮で旧官幣大社。社伝では、初代神武天皇18年の創建と伝えられているので、事実だとすれば紀元前677年から続く、とんでもなく長い歴史を誇る神社です。

この神社も諏訪明神の宿敵を祀っているわけですから、鹿島神宮ともども必ず参拝したいと思います。

高麗神社(埼玉県)

日高市新堀833

666年に高句麗から渡来し、高麗郡に赴任した高麗王・若光(こまのこにきし・じゃっこう)を主祭神とする神社。

王(こにきし)とは外国の王族の子孫を意味する姓(カバネ)であり、若光は高句麗王族と思われますが出自不詳。なんともミステリアスな御祭神です。

ちなみに若光の子孫が歴代宮司を務めており、現宮司で60代を数えるそうです。

大山阿夫利神社(神奈川県)

伊勢原市大山355

古代より雨乞い山としての信仰を集めた神社。山頂からもかつて使われたであろう祭祀用土器も多数出土しています。中世以降は神宮寺の大山寺を拠点とする修験道場として栄えました。

また、御祭神の大山祇大神(オオヤマツミ)が富士山の御祭神である木花咲耶姫の父であることから「富士に登らば大山に登るべし、大山に登らば富士に登るべし」と伝えられ、大山と富士山の両山をお参りする「両詣り」も盛んに行われてきました。

周囲の自然も大変美しい神社です。社殿のほかにそれらも楽しみたいものです。

彌彦神社(新潟県)

西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2

彌彦は一般には弥彦(やひこ)と読まれますが、正式には「いやひこ」だそうです。弥彦山全体を神域とする越後国一之宮で、旧国幣中社。

正月三が日は、木彫りの鳥を配した鳥台13台を神前に供え、神楽を奏して新年を祝う「夜宴神事」が行われます。木鳥は神事終了後に抽選で参拝者に授与されるそうです。

射水神社(富山県)

高岡市古城1-1

創建1300余年と伝えられる越中国一之宮で、旧国幣中社。かつては二神山の麓に鎮座していましたが、明治8年に高岡古城公園内に遷座されました。

これだけ歴史が長く、大きな神社が遷座される例はかなり珍しいのではないかと思います。遷座を巡る歴史ドラマも含めて興味があるのでいつかは参拝してみたいです。

氣多大社(石川県)

羽咋市寺家町ク1

出雲から舟で渡ってきた大己貴命(おおむちのみこと)が当地に鎮まったと伝えられる。万葉集にも登場する気多大社は、日本海に南面する能登国一之宮で、神門、拝殿、本殿などが重要文化財にも指定されています。

年の瀬に行われる「氣の葉祭」では御垣内に立ち入り奥宮が鎮座する本殿背後の「入らずの森」を間近に拝めるそうです。こういう普段は目に出来ないものを拝見できると聞くと、何が何でも見に行きたくなりますよね。

氣比神宮(福井県)

敦賀市曙町11-68

古事記で御食津大神(みつけのおおかみ)と記される伊奢沙別命(いざさわけのみこと)が御祭神。越前国一之宮で旧官幣大社。

戦時中に空襲の被害を受けたため、現在の主要社殿のほとんどは戦後の再建されたものです。そんななか、運よく空襲を免れた大鳥居は美しく壮大な朱塗の鳥居で「日本三大鳥居」にも数えられており、国の重要文化財に指定されています。

年明けには若水祭が斎行されます。

武田神社(山梨県)

甲府市古府中町2611

戦国大名の武田信玄を偲んで、信玄が育った躑躅ヶ崎館跡に大正8年に創建された甲斐国総鎮護。

郷土の英雄を御祭神として新たに作られた神社ですが、「こんな風に全国各地の神社も地元の英雄らを祀ることから始まったのだろうなぁ」と思ったりもします。

山梨県内では最も初詣の参拝者が多いと言われる神社で、年初から大変なにぎわいとなります。

諏訪大社(長野県)

諏訪市中洲宮山1(上社本宮)

 

諏訪大社は上社本宮と前宮、下社秋宮と春宮の四宮の総称で、神話の時代から続く信仰の残る古い神社。信濃国一之宮で旧官幣大社。御祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妃神である八坂刀売姫(やさかとめのかみ)の二神を祀っています。

六年に一度の御柱祭でしられ、今年、2016年はその御柱の年でした。

富士山本宮浅間大社(静岡県)

富士宮市宮町1-1

富士山をご神体とする全国約1300社の浅間神社総本宮。駿河国一之宮で旧官幣大社。

御祭神の木花之佐久夜毘売命にまつわる桜を神木として、境内には約500本もの桜の木々が奉納されています。桜の季節に行ったら綺麗なんでしょうねぇ。富士山に桜。まさに日本の象徴です。

富士山頂に奥宮が鎮座しています。こちらは以前に富士登山をしたときに参拝してきましたが、神事を斎行される神職の皆さんは大変でしょうね。

熱田神宮(愛知県)

名古屋市熱田区神宮1-1-1

景行天皇43年(113)の創建された歴史の古い神社。日本武尊が遺したとされる三種の神器の一つ草薙神剣を御霊代として熱田大神を祀っています。

神苑は自然豊かで、大都会の中にあらわれる広大な森がとても不思議な感じがしました。正月の行事というと1月5日の「初えびす」が有名です。

南宮大社(岐阜県)

神武天皇即位の年の創建とされる美濃国一之宮で旧国幣大社。鉱山を司どる神である金山彦命を祭神としていることから鉱山、金属業の総本宮として崇敬を集めました。

金属業の総本宮ということもあり、刀剣類の宝物が沢山あります。これはかつて、西美濃が刀鍛冶の中心だったことも影響しているそうです。数ある宝物の中でも刀剣の「三条」、「康光」と古代の「鉾(無銘)」の三点は大変見事で、国指定の重要文化財に指定されています。

是非一度見に行きたいものです。

伊勢神宮(三重県)

言わずと知れた日本で一番大きく格式の高い神社。便宜上、伊勢神宮と表記しましたが正式には「神宮」。皇室の祖神・天照大神を祀っています。

伊勢神宮には、天照大御神を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼んでいます。

内宮のみを参拝する人が多いですが、本来は外宮を参拝したのちに内宮を参拝するのが正しいのだとか。私も以前に参拝した際には内宮のみの参拝でしたので、次は外宮から行きたいと思います。

石清水八幡宮(京都)

京都府八幡市八幡高坊30

八幡様で知られる石清水八幡宮。このお宮のある場所は平安京の裏鬼門に当る場所です。「吾れ都近き石清水男山の峯に移座して国家を鎮護せん。」という御託宣を下し、八幡様は自らこの地に鎮座されたと言われています。

この八幡様はとても行動的な神様です。元々、応神天皇が神格化した八幡神が顕現したのは宇佐神宮でした。その後、東大寺の大仏建立に際して自らその事業を助け、平城京を鎮護するためにならに飛来する(手向山八幡宮)。さらに都が京都に遷ると今度は男山(石清水八幡宮)にやって来たのです。

こんなにも行動的な神様は珍しいのではないかと思います。この行動力と積極性にはあやかりたいものです。

多賀大社(滋賀県)

伊邪那岐大神が鎮まった地として記されている古社で、天照大神の親神である伊邪那岐大神と伊邪那美大神を祀っています。このため、 「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」との俗謡もあります。

「お多賀様」と呼ばれ、延命長寿の神として信仰されています。

お守りとしてしゃもじを授ける「お多賀杓子(おたがじゃくし)」という慣わしがあるのですが、おたまじゃくしの語源はこのお多賀杓子との説があると以前に参拝した際に現地の方に教えていただきました。

以前参拝した際は、琵琶湖に行った帰りに寄ったためじっくりと見て回る時間が無かったので、次はお多賀様参拝を目的にもう一度訪ねてみたいです。

春日大社(奈良県)

奈良市春日野町160

1300年前に平城京守護のために鎮座。全国に約1000社ある春日神社の総本社です。建御雷神が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としています。

私、個人的にこの神使が鹿ということをとても興味深く感じています。建御雷神と言えば古事記の国譲りの話で諏訪大社の建御名方神を負かした神様なのですが、諏訪大社には鹿を神饌として捧げる神事があったりします。

建御名方神が狩の神様なのでただの偶然かもしれませんが、そのへんの因縁などを感じずにはいられません。

住吉大社(大阪府)

大阪市住吉区住吉2-9-89

大阪の人たちからは「すみよっさん」との愛称で呼ばれ、御祓いと航海安全、和歌、農耕の神様として信仰を集めています。正月三が日の参拝者数が毎年200万人を超え、最寄駅を四つも持つことからも信仰の篤さがうかがえます。

遣隋使・遣唐使が海を渡って大陸に向かう際に航海の無事を祈ってすがったのがこの住吉の神様です。万葉集にも「住吉の わが大御神 船の舳に うしはき坐し 船纑に 御立たし坐して」と遣唐使の無事を祈った歌が残されています。

こういった歴史を考えると、切実な祈りを一番汲み取ってくれそうな神様にも思えてきます。是非一度は参拝してみたいです。

熊野本宮大社(和歌山県)

田辺市本宮町本宮1110

熊野本宮大社のほか、熊野速玉大社、熊野那智大社を合わせて熊野三山といいます。
元々は自然信仰に根ざしていましたが、奈良~平安時代にかけて熊野は仏教・密教・修験道の聖地ともなり、神=仏であるという考え方が広まりました。

熊野は古来「死と再生の国」として信仰されてきました。

熊野三山はもちろん、熊野古道も実際に歩いてみたいものです。

出石神社(兵庫県)

豊岡市出石町宮内99

新羅から渡来した天日槍命と八草の神宝を祀る但馬国一之宮で、旧社格は国幣中社。

天日槍命は但馬地方の開発の祖神といわれ、建設・土木関係者の崇敬も篤い神社です。

天日槍伝説は1人の説話ではなく、朝鮮系集団の渡来をアメノヒボコという始祖神に象徴した説話と考えられているわけですが、古代の日本と半島、大陸とのつながりなど壮大なロマンを感じます。是非行ってみたい。

宇倍神社(鳥取県)

鳥取市国府町宮下651

因幡国一宮で、旧国幣中社。

景行天皇から仁徳天皇までの5代に仕え、360余年生きたとされる長寿の神・武内宿禰命(たけしうちのすくねのみこと)を祀っています。武内宿禰命ですが、その神像が明治・大正・昭和の紙幣となったことから金運の御神徳があるとされています。

金運。行くしかないでしょ。

出雲大社(島根県)

大社と書いて「おおやしろ」。大国主大神を祀る出雲大社は国譲りの条件として創建されたと「古事記」と「日本書紀」にはあります。

国譲りとは、地上は自分の子孫が治めるべきだという天照大神の宣言に大国主神が同意し、国土を献上する代償として壮大な宮殿の築造を求めたとされる出雲神話です。

ちなみにこの際、天照大神に従わず出雲を追われ諏訪へのがれてきたのが諏訪大社に祀られている建御名方神です。

そりゃ、ウチの神様のご実家みたいなものですから行かないわけにはいきません。というわけで数年前に行ってきたのですが、その際は遷座の準備等で見れない場所もあったので、またいつか参拝に行きたいです。

それから、ここに参拝した際に近くにある黄泉比良坂にも行ってきました。黄泉比良坂(よもつひらさか)というのは日本神話において、生者の住む現世と死者の住む黄泉との境目にあるとされる坂、境界となる場所のことです。

物語の中だけの話だと思っていたら、地元の方に実際にあると聞かされ、それは行かなければと思い行ってきたわけです。

ただ、ここがもう、何とも言えず「嫌な感じ」なんですよ。途中で薄気味悪くなって帰ってきてしまったのですが、今度はしっかりと見て回ろうと思います。

吉備津神社(岡山県)

岡山市北区吉備津931

吉備を平定した大吉備津彦命を祀る備中国一之宮。鳴釜神事で有名。本殿、拝殿が国宝。

何よりもこの神社で興味が向かうのが「桃太郎」の元となる伝説です。

むかし異国から吉備国にやってきた温羅(うら)という荒くれ者がいました。人々は温羅の居城を鬼の城と呼び恐れおののいていました。都の朝廷もこれを憂い名のある武将を遣わして討伐しようとしたという話です。

古代日本の姿が残っていそうな気がします。是非行ってみたい神社です。

厳島神社(広島県)

廿日市市宮島町1-1

推古天皇元年(593)の創建。厳島(宮島)にあり、宗像三女神を祀っています。安芸国一宮で旧社格は官幣中社です。平清盛による海上社殿は世界遺産。本殿他6棟が国宝。

厳島は一般に「安芸の宮島」とも呼ばれ日本三景の1つに数えられている景勝地です。

住吉神社(山口県)

下関一の宮住吉1-11-1

神功皇后が三韓遠征に感謝し、住吉大神の荒魂を祀ったことに始まります(大阪の住吉大社が住吉三神の和魂を祀る)。長門国一宮で旧社格は官幣中社。全国に約600社あるといわれる住吉神社の中でも大阪の住吉大社・博多の住吉神社とともに「日本三大住吉」の1つに数えられます。

本殿は応安3年(1370年)に大内弘世により造営されたもので国宝。拝殿は毛利元就の寄進により天文8年(1539年)造営されたもので、こちらは重文。大内と毛利、歴史の流れも感じられる社殿です。

金刀比羅宮(香川県)

仲多度郡琴平町892-1

創建未詳だが、江戸時代には「金毘羅参り」が隆盛となり現在も海の守護神として篤く信仰されている。全国の「金毘羅さん」の総本宮。

元旦0時から歳旦祭を斎行し、年初めの諸災を除く鎮魂の「計歌(かぞえうた)」が奉奏されます。

忌部神社(徳島県)

徳島市二軒屋町2-48

「延喜式」の「神名帳」に記載がある忌部神社の後継として明治25年に創建。天照大神の岩戸隠れ神話の中で、榊につける木綿を作った天日鷲命が御祭神。

どこまで信じて良いかわかりませんが、諏訪大社のルーツの1つが徳島にあるという説(俗説)があり、一度実際に見て回りたいと思っています。

和霊神社(愛媛県)

宇和島市和霊町1451

江戸時代初期に宇和島藩の家老として藩政を支えながら、讒言によって凶刃に倒れた山家清兵衛公頼を祀る。夏の和霊大祭で行われる神輿の走り込みが有名。

正月には刀剣武術の居合の奉納が行われる。

土佐神社(高知県)

高知市一宮しなね2-16-1

土佐国一之宮。御祭神は大国主命の子の味鉏髙彦根神(あじすきたかひこねのかみ)とも一言主神ともいわれています。大和の葛城山で狩りをしていた雄略天皇の怒りに触れ、土佐に配流されたとの伝承があります。

元日には境内に育成する福笹を特別授与。

宗像大社(福岡県)

宗像市田島2331

「宗像大社」は沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の三社の総称ですが、一般的には辺津宮を指す場合も多いようです。

辺津宮も勿論行ってみたいのですが、一番行ってみたいのは沖ノ島に祀られている沖津宮。もっとも、ここは島全体が禁足地(立ち入り禁止)で、毎年5月27日の1日だけ200人に限り参拝可能になるだけなので、行きたくても行けない可能性の方が圧倒的に高そうですが。

沖の島からは、4・5世紀から9世紀までの石舞台や古代装飾品などの大量の祭祀遺物が発見されており、このことから、沖の島は俗に「海の正倉院」と呼ばれています。

いやぁ… ここは、本当に一度でいいから行ってみたいです。

それから、最近、武田鉄矢の影響でこの宗像教授伝奇考という漫画にハマってまして、そのせいもあって非常にこの神社には興味があります。 

唐津神社(佐賀県)

唐津市南城内3-13

毎年11月に行われる秋季例大祭は「唐津くんち」と称され、漆の一閑張の巨大な曳山が街を練ります。

唐津くんちは是非観てみたいものです。

元旦は初太鼓が奏上され、餅まきが行われるそうです。

宇佐神宮(大分県)

宇佐市大字三波宇佐2859

神亀2年(725)に創建された全国の八幡社の総本宮で豊前国一之宮。本殿は国宝。

宇佐は畿内や出雲のように古代から栄えていた地域で、『日本書紀』にも様々な記述があります。宇佐の地にある宇佐神宮ですが、和気清麻呂とご神託の話は有名です。

諏訪神社(長崎県)

長崎市上西山町18-15

戦国時代にイエズス会の教会領となったために焼かれ、江戸時代に再興された神社。長崎くんちは日本三大祭りのひとつとして有名。

本家諏訪大社よりも有名なんじゃないか?ってほどメジャーで、尚且つ壮大な神社。

阿蘇神社(熊本県)

阿蘇市一の宮町宮地3083-1

阿蘇開拓の祖と伝えられる健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ12神を祀る肥後国一之宮。

高さが18mもある楼門があり、「日本三大楼門」に数えられています。これは神社では珍しい仏閣の様式で建てられたものだそうです。

鵜戸神社(宮崎県)

日南市宮浦3232

山幸彦と豊玉姫命の間に生まれた日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)を祀る旧官幣大社。

本殿が日向灘に面した断崖絶壁の中腹、東西38m、南北29m、高さ8.5mの岩窟(海食洞)内に鎮座する大変珍しいつくりになっています。

多くの神社では参拝する際は平らな参拝路を進むか、高台にある本殿へ上がっていくような作りになっていますが、この神社に参拝する際は崖の上から石段を降りていく(下へ下って行く)ことになります。

枚聞神社(鹿児島県)

指宿市開門十町1366

九州最南端、開聞岳の麓に鎮座する薩摩国一之宮。古来、開聞岳を御神体とする山岳信仰があったと考えられています。正月には開聞岳に登頂し初日の出を拝む参拝者も多いそうです。

波上宮(沖縄県)

那覇市若狭1-25-11

那覇港を望む崖の上に鎮座。海のかなたの海神の国・ニライカナイの神々に豊穣や平穏を祈った聖地に建てられたとされる。

ところで、沖縄でも初詣って同じように行われるんですかね?やっぱり、多少違いがあるものなんでしょうか?

この辺の文化的な違いも実際に自分の目で見て確認してみたいものです。

全国47都道府県別で神社・お宮紹介ってのは多過ぎた…

流石に各県紹介は多過ぎた。ランキング形式や「打線組んでみた」みたいなノリでも良かったかもしれない。 

だけれど、こうしてまとめてみると、各地に立派な神社がいくつもあって、きっとその地元の人たちが大事にしているのだろうと思うと、日本人が信仰心がないとかって話はチョッと違うような気がしました。

 

ではまた。

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