シーズンも終わりだというこのタイミングで高原の記事です。一通り書き終わってから失敗に気付き、後悔しているところです。ブログは計画的に書きたいものですね。
さて、今日も昨日に引き続きの霧ヶ峰絡みのお話。霧ヶ峰の蛙原(げえろっぱら)という何とも不思議な響きのエリアにあるシンボル的な建築物。霧鐘塔についてです。
霧鐘塔とは
霧ヶ峰はその名の示す通り頻繁に霧が発生します。そして、時折、何も見えなくなるほどの濃い霧に覆われることがあります。視界は1~2m、いや、もしかするともっと短くなるかもしれません。目立ったランドマークの少ない高原ではこのように視界が悪くなれば道に迷うこともしばしば。
そこで、そんな濃霧の中で道に迷うことの無いように方角を音で知らせようと、昭和34年にこの霧鐘塔(むしょうとう)が建てられました。霧鐘塔は霧ヶ峰高原のシンボルとして見晴らしの良い蛙原(げえろっぱら)の頂上にあり、霧の日はもちろん、晴れた日にはハイキングやトレッキングの目印にもなっています。
霧鐘塔は音が広く響き渡るように見晴らしの良い場所にあります。ですから、天気が良ければ、こんな景色が見られます。
秋から冬にかけては空気も澄んでいるので遠くの山がキレイに見えます。
幸せの鐘
さて、この霧鐘塔の案内によると
この鐘を鳴らすと幸せになれるそうです。
子どもの頃、やたらと鳴らすと怒られましたけど、今は良いみたいですね。鳴らしても。
どうしましょう。私、充分幸せですけど、一応鳴らしましょうか。いや、でも、イラスト見た感じだと恋人同士で鳴らせよ的な雰囲気ありますねぇ…
一人で来てますし、誘う相手もいませんでしたけど、どうしましょう。
鐘の下まで来て確認したのですが、やっぱりでした。
デートスポットでは定番(?)の南京錠です。カテナチオです。
鐘を鳴らすためのロープの端にビッシリです。
束縛しあってろよ、リア充どもが!!
完全に恋人の聖地とやらになっています。
お呼びじゃないって感じです。
でも、気にしな~い。折角来たんだし、一人だろうと関係なくガランガラン鳴らす。
周囲のカップルの目が冷たくても気にせず鳴らす。
あれ?どうしてだろう。
幸せになれるはずの鐘の音色が… なんだか… 切ないぞ…