SOLOストーブを手本に作った自作のネイチャーストーブでお昼ご飯 - ヘソで茶をわかす
この話の続き。
ブログを始めたいという知人と記事のネタ作りを兼ねて近所のキャンプ場にアウトドア料理をしに行ってきました。
外で食べるご飯ってのはどうしてあんなにも美味しいのでしょう。ついつい食べ過ぎてしまいます。
オッサンが摂取してよいカロリーをオーバーしていることを容易に想像できるだけの山盛りの昼飯を堪能した私たちは、摂取しすぎたカロリーを消費すべく、キャンプ場から徒歩で行ける大見山展望台へ向かうこととしました。食後の運動&山コーヒーです。
山コーヒーに同行したブロガーの紹介
本編の前に登場人物の紹介。
前回投稿分からチョロチョロ登場する謎のオッサン。昨日からはてなブログで記事を書き始めている新人さんで、酋長といいます。
友人? いえいえ、勘弁してください。ただの知人ですよ、知人。年もだいぶ離れていますしね。
話すと長くなるので書きませんが、なんだか妙な縁がありまして…
さて、この酋長。とても変わり者です。ひかえ目に行って変人。本音で言うと可燃性の高い言葉で形容することになるので止めておきます。
今回も「俺もへそちゃみたいにアウトドアの記事書きたい。」と言ってはきたのですが、アウトドアという括りで一緒にされるのに多少 多分に抵抗があります。
そもそもこの酋長という名前も、普段から縄文人やインディアンが使っていたような道具を作ったり、使ったりしていることから名づけられたニックネームなのです。
昨日も自慢げに謎の道具を次から次へと披露し、「これ、何だと思う?」「じゃぁ、これは?」って…
最初は物珍しくて楽しんでいた私も、さすがに次から次へとガラクタ 不思議な道具が出てくるので呆れてしまい…
百聞は一見に如かずといいますし、昨日見せられたアイテムをひとつ紹介しましょう。
靴べらで作られた投槍器(とうそうき)です。要するに槍を投げるための物。これを紹介するあたりで私の気持ちもお分かり頂けると思います。
こいつで槍を投げるとスゴイ遠くまで飛ぶんです。凄いでしょ(棒)。詳しい使い方などはそのうち酋長のブログで紹介されると思いますので、興味のある方は読者登録してあげてください。毎回不思議な道具で「あんなこと良いな。出来たら良いな。」を叶えていくブログになるのだと思います。知らんけど。
こんな具合で、使いどころの分からない謎のアイテムを作っては、悦に浸るのが趣味の困ったオジサンです。
映画「いま、会いにゆきます」のロケ地でもある蓼の海
さて、その困ったおじさんと二人、食後の腹ごなしに大見山展望台へ向かいました。
私達が昼食をとったのは下諏訪町のいずみ湖にあるキャンプ場。これが諏訪市との境にあり、諏訪市側に入ると、蓼の海という池?湖?があります。この蓼の海から大見山の展望台へ行く事が出来ます。
蓼の海はすっかり秋です。
ちなみにこの蓼の海ですが、映画「いま、会いにゆきます」のロケ地として使われており、当時はファンが大勢遊びに来ていました。
現地の案内によると大見山展望台へは散策路1~3と林道の4つのコースがあるようです。
私達は散策路1のコースで行くことにしました。
蓼の海から大見山山頂の展望台へ向かう
展望台への散策路はとてもきれいに整備されており、山歩きというよりは、庭歩きに近い感覚でした。
とてもキレイでしょ? 余程おかしな格好で来ない限り、誰でも簡単に安全に展望台まで歩いて行けると思います。
秋の山といえばキノコです。
なんか、如何にもヤバそうな真赤なキノコ。喰えるの?無理だよね、たぶん。
喰えそうなキノコは残念ながら見つけられませんでした。
道中、「運動と瞑想って何のこと?野菜350gがブログと何の関係があるの?」としきりに質問されましたが、「過酷なブログ環境で大脳をやられないための最善の方策だ。」とだけ答えておきました。たぶん間違えはないはずです。
そうこうしているうちに展望台です。案内では25分とありましたが、15分ほどで来れました。ペース速かったかな?酋長が息を切らしていました。
正面にある構造物が展望台です。山頂から諏訪湖側へ突き出した格好になっています。
大見山の展望台から見る諏訪湖
山頂から突き出したような展望台から諏訪湖を眺めてみようと先へ進んだのですが、これが結構おっかない。
この展望台の足元はこんな感じ。
まぁ、普通に歩く分には問題ないのですが、下を向こうものなら、これですよ。
うぉ!たっけぇ~
なんか、キン〇マがキュンってなった。キ〇タマがキュンってなった。
「下を向くな、前を向け!!」と前を眺めれば、諏訪湖が広がっています。
良い眺めだなぁ。この位置からだと下諏訪や岡谷が見えず、なんだか諏訪湖がとてつもなく広い湖のようにも見えます。
さて、最高の景色を眺められる展望台まで登ってきたのであれば、やるべきことは一つです。
そう。山コーヒー。
最高の景色には本気の山コーヒー
展望台のすぐ横に東屋があります。ここでコーヒーを準備することにしました。
これまでに何度か山コーヒーはやっていますし、記事にもしました。
朝活で登山。山頂で朝飯がてら、山コーヒー&山ごはんを楽しんできました。 - ヘソで茶をわかす
しかし、いずれもコーヒーには大してこだわらず、インスタントドリップのコーヒーで済ましてきました。
山で飲み食いすれば何でもおいしいですし、荷物は少ないほうが良いとの判断だったのですが、「安物でもこの味。ちゃんとしたコーヒーにしたら…」と興味が湧いてしまい、色々揃えてみました。
まずはこれ。コーヒー用のミルです。
携帯できるものなので、山でも使えます。もう少し小さいタイプもあったのですがお財布と相談した結果こちらを選びました。
ちなみに最初に良いなぁと思った小さいタイプの奴ってのはコイツです。
それから、コーヒーバネットも買いました。 100円ショップのプラスティックの奴でも問題はないのですが、ミルまでもっていくならチョッとカッコつけたいですよね。
コンパクトに収納できるのが魅力です。山登りのときも邪魔にならなそう。
これに円錐形のコーヒーフィルターを入れて使います。
こんな感じです。
さて、道具紹介も終わったところで、コーヒーを淹れていきましょう。
まずはお湯を沸かします。
いつもの様にガスストーブとコッヘルでお湯を準備しつつ、その間にコーヒー豆を挽きます。
こいつをゴリゴリ回します。回す度にコーヒーの良い香りがして幸せになれます。
ゴリゴリと回して抵抗がなくなれば、すべての豆が挽けたということです。ミルを開けて、中身をフィルターへ移しましょう。
贅沢に粗挽きです。ええ。ミルの調整がよく分からなかったわけではありません。
さあ、いよいよ、お湯をさします。
たぶん、さし方とかあるんだろうし、これダメなやり方なんだろうけど、もうね、凄い良い香りするから、個人的には満点な出来ですよ。
コーヒータイムといえば、これも忘れてはいけませんでした。
コーヒーには甘いものですよね。秋っぽいプリンをチョイスしました。
おもむろに始まった野点(のだて)
ところで、一緒に来た酋長ですが、ここでも変人っぷりをいかんなく発揮していました。
彼がおもむろに取り出した謎のアイテムがこちら。
野点セット。
山で野点。これは面白いかもしれない。私もやってみたい。
「この抹茶を点てるんだね。」そう私が聞くと、ニヤリと笑った酋長は驚きの行動にでます。
抹茶の缶は既に空らしく、代わりに出てきたのは粉末の青汁オーレ。
って、オイ!! まさか?
この行為に一体何の意味があるのだろうか…
こんな小学生、いるよね…
完成の図
※注意 青汁オーレ
まぁ、良いか… いや、良いのか? あぁ、もう、わけわかんねぇ。
展望台でコーヒータイム
コーヒーが準備できたので、展望台でコーヒータイムです。
キレイな眺めと美味しいコーヒー。
爽やかな秋風に、ここまで登ってきた心地よい疲労感。
最高に気持ちの良いひとときです。
酋長も満足気ですが、正直意味の分からない絵です。何を気取って青汁すすってるんでしょう。
コーヒーを飲みながら話をするのですが、謎のアイテムの話についていけず困惑するばかりでした。こんな時は目を閉じて深呼吸。瞑想して心を落着けるしかありません。
一人で来るべきだったかもしれない…
そう思った日曜の昼下がりでした。
では、また。