はてなブックマークの人気エントリの中でザワークラウトに関する記事がありました。
【塩とキャベツだけ】超シンプル「ザワークラウト」自作で野菜消費量3倍を目指す - メシ通 | ホットペッパーグルメ
肉料理との相性が良いですし、少量でも付け合わせで皿に盛り付けておくと、料理のグレードが増すような気がします。
私もザワークラウトって大好きで、よく作っています。そのため、ときどき私のブログでも写真の片隅に移り込んでいます。
で、そんなブログの中で、そのうち記事にしますと書いていたので、いい機会なので私流の簡単なザワークラウト作り方を書いてみようと思います。
ザワークラウトは材料も作り方も簡単です。
先に紹介したサイトでも解説されていますが、キャベツの千切りを塩もみし、水分を切ってから殺菌された容器にいれて保存します。一週間もすれば乳酸発酵によって酸っぱいザワークラウトの出来上がりというわけです。
しかしですね。実際に作ってみるといくつか問題というか、失敗しやすい罠のようなものがあるわけです。
今回はそのあたりを回避するためにとっている私の調理法をまとめてみました。
おつとめ品の千切りキャベツでザワークラウト作り
ザワークラウトを自前で作る場合にハマりがちな罠に「作りすぎ」があります。
先のサイトではキャベツを一玉使われていますが、これだけのザワークラウトを消費するのは結構大変だと思います。ましてや私のような独り者がこれを食べ切るころには乳酸発酵どころか腐敗が始まってしまいます。
また、野菜を食べることが目的ならば、他の野菜を食べても良いし、キャベツにしても他の食べ方をしても良いわけで、ザワークラウトにこだわった食生活というのはしんどいように思います。
と、こんなことを書くのも、ザワークラウトを初めて作ったころに、まんまとこの罠にはまったことがあるからです。
そんなわけで作り過ぎを防止するためにも、私は最初からカットされた千切りキャベツを使うようにしています。特に鮮度なども求められないので「おつとめ品」を見つけたときに「あぁ、そろそろザワークラウトでも作るか。」っといった感じで調理しています。
包装しているビニール袋内で千切りキャベツを調理
このようなカットされた千切りキャベツを材料にザワークラウトを作るのは作りすぎ防止も理由ではあるのですが、まず第一に調理の手間や衛生面を考えてのことです。
ザワークラウトは発酵食品ですので、調理に使う道具の衛生面に気を使わなければなりません。
キャベツを千切りする際に使う包丁やまな板、キャベツを保存するための容器などがシッカリと殺菌されていないなど、扱いを少し間違えると腐敗させてしまうことがあります。
というか、割とやらかしがちな失敗です。
また、キャベツの独特の匂いのせいもあり、発酵なのか腐敗なのか判定が難しい場合があり、そういう場合は安全策で廃棄せざるを得ません。
ですから、「これなら大丈夫」と思える作り方が欲しかったのです。
そしてたどり着いたのが、千切りキャベツの包装ビニール内での調理でした。
こんな具合で包装ビニールの封を開け、中に塩を入れます。
先の紹介したサイトではキャベツの重さの2%ほどの塩とのことでしたが、私も大体そのくらいの分量で作っています。
これをこのままモミモミと塩もみしていきます。
素手で塩もみした場合は衛生上の心配がありますが、これなら安心です。袋の上から揉むので手も汚れません。
十分に揉んで、水分を絞り出してしまいましょう。
塩の量に関して、そんなに入れてしょっぱくないか?とか、塩分とりすぎでは?との心配もあるかもしれませんが、この通り、水分を切ってしまいますので、その大半はこの時に水と一緒に捨てられてしまいます。
水分を切ったザワークラウトを香辛料と一緒に容器へ
ザワークラウトの水気を十分に切ったら、後は容器に入れて完成です。
この時、香辛料を一緒に入れておくと香りが良くておいしく食べられます。キャベツのみで作った場合、発酵臭が気になる場合が多いです。
今回はローリエを入れています。鷹の爪やキャラウェイシードあたりで作っても美味しかったです。
また、この写真ではザワークラウトを容器に移していますが、水気を絞る際に使ったビニール袋のまま容器に移して発酵させてもでしょう。
この状態で1週間~10日ほど保存すると酸っぱいザワークラウトの出来上がりです。常温でも構いませんし、夏場ですからその方が早く出来上がります。
ですが、私は万が一にも失敗した場合のことを考え、冷蔵庫で作るようにしています。
失敗して腐敗したザワークラウトの容器に集まるコバエとか想像しただけでおぞましいですから。
ザワークラウトは肉料理にベストマッチ
ザワークラウトと言えば肉料理のベストパートナーです。
それ自体は主役をはれるようなメニューではありませんが、少量でも付け合わせとしてさらに並べれば、料理のグレードをぐっと上げてくれる名わき役です。
その上、比較的長期間の保存も可能で、尚且つ応用範囲も広いメニューです。非常に簡単に作れますので、是非、おつとめ品の千切りキャベツを見かけたら作ってみてください。
では、また。