最近、意味もなくメスティンというアウトドアクッカーを使って料理をすることがマイブームになっています。
普通にガスコンロと鍋やフライパンで調理した方がずっと楽ですし、たぶん、実際は美味しく作れます。
でもね、一回やると止められないんですよ。楽しくって。それに楽しいから大したことない料理でも美味しく感じられる。
そんなわけでメスティン料理。今回は春の菜の花パスタです。
そもそもメスティンって?
念のため解説です。
trangia(トランギア) メスティン TR-210 【日本正規品】
- 出版社/メーカー: trangia(トランギア)
- 発売日: 2012/04/17
- メディア: スポーツ用品
- 購入: 4人 クリック: 11回
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昔懐かしの弁当箱みたいなフォルムですが、ご飯をたくための飯盒です。2合まで炊けるようですが、1合前後を炊くのにとても都合が良いサイズです。また、持ち手が横についているので、そのまま食器としても使えます。
とにかく使いやすいうえに、色々な使い方ができる優れもので万能クッカーとして重宝します。
専用に作られたのではないかと思ってしまうほどピッタリサイズのバットアミが売られています。
これを使うと蒸し料理なんかもできます。
エスビットのポケットストーブと組み合わせた使い方が、とてもお手軽でおススメです。
捨てる茹で汁ナシのパスタの作りかた
今回はご飯ではなくパスタです。例によって、エスビットのポケットストーブと固形のアルコール燃料で調理します。
Esbit(エスビット) ポケットストーブミリタリー(固形燃料14g×6個付) ES21920000
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ポケットストーブに専用の固形燃料も付いているのですが、独特の匂いがあり食べ物と一緒に持ち歩きたくないので、100円ショップなどでも売っている固形のアルコール燃料を代わりに使っています。
サイズ色々ありますが、上記の炊飯で使う場合は25gのものを使います。今回も25gの固形燃料で調理しています。
ポイントは水の量
何度か試してみて、失敗せずに出来ることが確認できたので記事にしてみました。ただし、例によって意味もなく屋内で作っています。実際には山の上でやってみたいと思っていることなのですが、山の上で上手くいくか否かは今のところ分かりませんのでご注意ください。
さて、この調理、山の上でやりたいと思っているのですが、山の上での調理を想定した場合に考えなければいけないのがパスタを茹でるために使う水の量です。
登山をする際は出来るだけ身軽で行きたい。水は大切なものなので無駄にしたくない。というわけで、最低限必要な量で茹でられないかと考えたわけです。また、多めのお湯で茹でた場合、その茹で汁をどうするかも問題になります。山に捨てるのチョッと気が引けますよね。
で、いろいろ試したわけですが、結論から。パスタ100gに対して必要最低限の水はこれだけです。
200㏄ほどです。メスティンの底とリベットのちょうど真ん中。ここまで水を入れます。
お湯が沸いたらパスタと一緒にオリーブオイルと具材を入れる
蓋をした状態で火にかけます。
エスビット&固形燃料(25g)でやっています。燃焼時間が15~18分ほどですが、燃え尽きる頃にちょうど良い具合に出来上がります。
この水量だと4~5分ほどでお湯が沸きます。5分ほどしたら蓋を取ってください。熱いので注意。
ここにパスタを入れるわけですが、そのままのサイズでははいらないので半分に折って入れます。半分だと良いサイズです。
また、パスタと共にオリーブオイルを入れるとメスティンにパスタが焦げ付かづに調理できます。
塩はここで入れても後で入れても良いです。沸点が上がるとか何とか言われていましたが、実際はあまり関係ないらしいです。
パスタを入れたら、その上からパスタの具材を入れていきます。
今回はそのへんの野原で採集した菜の花です。ぶらりと歩けば食材が手に入る田舎の春って最高です。
どっさり入れました。当然洗ってあります。
後は蓋をしてパスタのゆで時間通り待ちます。
お湯が沸いてからの調理で時間も使っていますので、火が消える直前ぐらいになると思います。
茹で上がり
「もうそろそろ火が消えるかな?」そんなタイミングで蓋を開けます。
良い具合で茹で上がっています。水分もほとんどありません。
ここで追いオリーブ。オリーブオイルを一垂らしして、かき混ぜます。まだ少しだけ残っていた水分も、この過程で無くなります。
さらに塩コショウなどで味を調えて完成になるのですが、この最後の過程はメスティンの余熱なり、消えかかってとろ火になった固形燃料の火での調理になります。
完成
どうでしょう。
オリーブオイル、塩、ブラックペッパーのみで味付けしました。具材も菜の花だけというとてもシンプルなパスタです。
余計な茹で汁は一切なし。パスタもアルデンテです。
ゆで時間(調理時間)が規定よりも長くなりますが、パスタと具材を入れる際にお湯の温度がだいぶ下がりますので、固形燃料が燃え尽きる頃で丁度良い具合の硬さになるようです。
ご飯も良いですけど、パスタも簡単でおいしいです。
問題点
半自動炊飯程ではないですが、パスタもかなり簡単に作れました。しかし、問題点というか、改善が必要な点がないわけではありません。
それは茹でられるパスタの量。
普段の食事ならば100gでも十分ですが、登山の際にこの量で満足できるか否か。正直、チョッと足りないような気がします。
ですから、今後200g、300gと量を増やした場合の簡単な作り方も考えてみたいと思います。ただ、その場合は具材をどの程度入れることができるのか…
多分、このあたりのバランスを考えるのもアウトドアクッカーの面白さなんでしょうね。
なんて、思いながら参考になるページないかと探していたらこんなページにたどり着きました。
すごい細かく検証してます。先にこっちを見つけていれば、何度も試す必要なかった…
このサイトでは100gのパスタに対する水の適量は220㏄としていますね。まぁ、やっぱりその位ですよね。多少差があるのは具材を一緒に入れているか否かの差でしょうか。
じっくりと読み込んで参考にしてみます。
あぁ、メスティン、やっぱり楽しい。
では、また。
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