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お粥でその年の吉凶を占う筒粥神事

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1月14日の晩から翌15日朝にかけて諏訪大社で行われる神事で「筒粥神事」という神事がある。一応、当日見に行く予定ではあるのだが、平日のため仕事で行けなくなることも考えられるので、予習も兼ねてここで紹介する。

 諏訪の七不思議の一つ

元旦に行われた「蛙狩り神事」の際に、御手洗川でカエルを探すと必ず2,3匹の蛙が見つかることや、御神渡が決まった方向に出来ることなど諏訪信仰に縁の深い自然現象や謂れが七不思議に数えられているが、そのうちの一つがこの筒粥神事です。

筒粥神事とはその年の吉凶を占う神事なのですが、その占い方がユニークなことと、結構当たるってことで七不思議にも数えられています。

どのような神事なのか

1月14日夜に、白米と小豆を44本の葦と一緒に徹夜で煮ます。既に、この時点でかなりユニークというか、妙な感じですが、これを使った占い方がまた変わっています。

一晩煮込んだ粥を翌日検分するのですが、葦と一緒に粥を煮込みますので、当然、葦の中に粥が入ってきます。この神事では、この葦の中に入っている粥の分量の多少で農産物の豊凶や、その年の吉凶を占うのです。

さて、この神事どの程度当たるのか

後出しジャンケンみたいな感じもしますが、2011年の神事の結果は震災を予言していたのではないかと当時話題になりました。

この手の神事って、そんなに悪いことは言わないのが暗黙の了解というか、それなりのことを言って、それっぽく終わらせるものだろうと思っていたのですが、この年は信じられないくらい厳しい結果が報告されました。

世相を占う「世の中」は五分満点で「三分五厘」と厳しい結果で、神事を終えた北島和孝権宮司は「今年は怖い1年。過去20年間の中で最も悪い結果が出た」と語ったそうだ。

実は、私もこの年の神事を見に行っていたのですが、神事の際に使う火がなかなか起こらなかったのを記憶しています。その時は初めて見に行ったこともあり、そういうものかと思っていたのですが、周りにいる方から、「こんなことは今までになかった。」と言われたため、余計に印象に残っています。

まぁ、もちろん、偶然かもしれませんよ。そんなことはまさに神のみぞ知るって奴です。

今年はどんな年になるのか

年明け早々にイランとサウジが緊張状態になるし、東アジアのかまってちゃん北朝鮮も核実験を行うし、中国は相変わらずだし、ヨーロッパは移民問題でバタバタしているし… 世界中が一触即発みたいな状態。

国内は国内でイマイチ景気が盛り上がりきらないし、近所の国がバタバタしていることもあり株価も低迷気味。

もっと近場に目をやると、この雪不足は春以降にじわじわとダメージになりそう。「今年は雪が少なくて良いや~」と言っていた農家の人らもそろそろ深刻になってきました。山に雪がないってのは、雪解け水を期待できない、つまり春以降の水不足を意味します。

さてさて、一体、今年はどんな報告がなされるのか。15日朝の神事の結果を乞うご期待。

 

では、また。

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