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2016年最後の夕陽を眺めに「君の名は。」の聖地、立石展望台へ

昨年同様に、今年の最後の夕陽、終の落陽を見に行こうと思い、立石公園(展望台)に行ってきました。

終の落陽ってなんだ?って思った人は去年のエントリをどうぞ。

大晦日の夕陽には何か名称があったりはしないの? - ヘソで茶をわかす

先ほど自分で読んで、あまりのバカバカしさに軽い自己嫌悪に浸っているところです。

さて、この立石公園(展望台)、今年はチョッと話題になった場所でした。

「君の名は。」で一躍有名になった諏訪湖と立石公園

立石展望台から撮った諏訪湖です。

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未だに上映されている超ヒット映画『君の名は。』。ストーリーもさることながら、まるで写真のような美しい映像が評判となりました。新海誠監督の出身地である長野県には映画で登場したワンシーンを見るために多くのファンが訪れました。

ここ諏訪湖も美術監督の方の「糸守を描くにあたり、諏訪湖をはじめ、湖のある街の風景などを参考にした」というインタビュー記事が出たらしく、多くの熱心なファンの方が聖地巡礼に訪れています。

立石公園からの眺めは以前から結構有名

「君の名は。」で急に有名になった感じもありますが、実は以前から立石公園からの眺めは結構有名。TVCMで使われたこともありました。

立石公園は諏訪湖東岸の山麓中腹に造られた展望公園で、写真のとおり諏訪湖を一望できます。穂高岳・槍ヶ岳といった北アルプスや、駒ケ岳・仙丈ケ岳といった南アルプスも見え、その眺めは見事です。

特に夕景・夜景が素晴らしいと評判で、過去には「信州のサンセットポイント100」「夜景100選」などにも選ばれています。

最近ですと、諏訪市のホームページによると「信州ふるさとの見える(丘)」として認定されたそうです。

「信州らしさ」や「ふるさと」を感じ、広がりのある風景を展望できるビューポイントを県内外の多くの方々に知っていただき、実際に訪れていただくため、信州・ふるさとの風景を展望するためのビューポイントとして【立石公園】が「信州ふるさとの見える(丘)」として認定されました。

また、公園内には花壇、遊具、散策路、大時計塔などが設置されていますので、家族連れでも楽しい公園です。

「君の名は。」で人気になる以前は、極黒のブリュンヒルデのファンが聖地巡礼に来られていました。

私も観光ガイドで案内したお客さんに教えられて読んでみました。この立石公園のほか、諏訪湖の湖畔公園などが登場します。

結構面白かったんですが、この漫画ですと、この公園、殺戮現場だったり、この美しい眺めが全部消滅してしまったり…

そのへんが少し、微妙な気分にさせられました。あと、終わり方、もう少しどうにかならんかったのかな…

2016年最後の夕陽を眺めに立石展望台へ

昨年の大みそかに同じ時間に諏訪湖と夕陽を眺めようと立石展望台に来た際には、私以外誰もいなかったんですけどね…

今年は車を止めるのも大変なくらいに混雑していました。「君の名は。」効果なのでしょう。これなら今年は近くのレストランやホテルは大繁盛したことだろうなぁ。

諏訪の経済も潤ったし、この素晴らしい眺めを全国の皆さんに知ってもらえたし、「君の名は。」様様だよ。しかしねぇ。私は酷く場違いな場所に来てしまった気がするよ。

だってさ、右を見ても左を見てもカップル、カップル。

どいつもこいつも、主人公になりきって写真撮ってるの。あれだよ、あれ。あのシーンの。

っで、勝手に撮ってる分には別に良いんだけどさ。

「すみません。チョッと写真撮ってもらえますか?」

じゃねぇよ!!

つい観光ガイドのときのくせで笑顔で応対しちまった。

なんで、黄昏時の諏訪湖を背景に見詰め合ってるカップルの写真をにこやかに撮ってやらなきゃいけねぇんだ!!

で、一組撮ると他のも来るのなw

な~ら~ぶ~なw

並ぶな!!

あ~ クソ! 年の瀬になんて不愉快な!!

荒ぶる気持ちを鎮めて2016年最後の夕陽を眺める

……既に沈んでました。

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「もう少し時間に余裕を持って行動しましょう。」って子供の頃通知表に書かれていたのは私だ。

しかし、美しい景色じゃないか。

数分前の嫌なことなんて全部忘れてしまう。心が洗われるとはこういうことなのだろう。

と、黄昏ていたいから、頼むから声かけてくんなよ、バカップル!!

 

3組ほど写真を撮ってやった後、あらためて景色を愛でる。

穏やかで、ゆっくりとした時間の流れを感じます。子供の頃から見慣れた風景のはずなのですが、大晦日ってこともあるのか特別美しく感じられます。

そう。「感じられる」。

結局、気の持ち様なんですよね。ゆっくり、のんびりと構えていられれば、こんなにも世界は美しい。たまにはこうして意味もなくゆったりとする時間を作らないといけませんね。

 

チョッとタイミングを逃してしまい、夕陽を見ることはできませんでしたが、一年を締め括るにふさわしいキレイな景色を見られ大満足でした。そして、「リア充爆発しろ!!」的な負のエネルギーも十分に充填できましたので、この憤怒の想いを糧に来年も一年頑張りたいと思います。

 

それではみなさま、良いお年を。

 

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