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カマドスマートグリルの焚き火でバームクーヘン焼いてきた

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先週の予告通りバームクーヘン焼いてきました。 

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前回肉の塊をグルグルと回して焼いたカマドスマートグリルを使って、今回はバームクーヘンに挑戦です。

一回やってみたかったんですよね。

YouTubeで登山やキャンプ、BBQなどのアウトドア動画を見るのが好きなのですが、そういう動画の中にバーベキューでバームクーヘンを焼く動画があります。

結構な数の動画がアップされていて、どれもみんなでワイワイと楽しそうです。

特段バームクーヘンが好きというわけでもないのですが、あんな感じの「工夫」や「雰囲気」を楽しんでいる人たちの動画をみると真似してみたくなるものです。

前述のとおり、バーベキューでのバームクーヘン作りというと、家族や仲間内でワイワイと楽しみながら作るものがほとんどで、準備も大掛かりなものが多いです。

でも、今回私が作ったのはソロキャンプ向けのバームクーヘンです。だから一緒に作ってくれる家族がいない私のようなボッチでも十分楽しめます。

ボッチでも楽しいソロキャンプ。

ええ。一人でも楽しかったですよ。楽しかっ… うぅ…

お一人様向け丸焼き機を少しだけ改造

今回も前回の丸焼き同様に、カマドスマートグリルを利用します。基本的な使い方も前回同様です。

ただ、使ってみて改良が必要だと感じた点もあったので、その点だけ改善して使いました。

丸焼き機の改善点

今回変更したのはこの穴。

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軸棒の先を穴にかけるのは良いのですが、食材を刺した後に反対側の取っ手を穴に通すのが大変。

前に使った時は肉の刺さった軸をひたすらグルグル回すだけだったので、そこまで気にする必要もありませんでしたが、それでも、軸の取り付け・取り外しは煩わしかったです。

今回はバームクーヘンです。

何度も火から降ろし、生地を重ね塗りしていくことになるので、現状のような「穴」の状態では軸の取り外しが非常に手間になることは容易に想像できます。

そこで、このスタンドを穴の部分でカットし、「穴」を「ミゾ」にしてしまおうと考えました。

 

ところが…

 

硬くて切れない‼

 

強度に問題のあった100円ショップのブックスタンドとは言え、一応ステンレス。硬くてなかなか切れません。

どうしたものか…?

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なんだ。曲げれば良いだけじゃないか。

これで穴がミゾになりました。

このミゾにバームクーヘンの回転軸をかけるようにして使います。

これによって、使いやすくなっただけではなく、サイズ的にもコンパクトになり、前回まではケースに入らなかったスタンドが、今回はスッキリと一つのケースにまとめることが出来ました。

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出来るだけ荷物は減らしたいですからね。アウトドアで使うもののコンパクトさは重要です。

バームクーヘンの回転軸

こちらも100円ショップの商品を利用しています。

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麺棒(伸ばし棒)をカマドスマートグリルにあわせてカットし、片方に木ねじを、もう片方にはネジフックを取り付けています。

このフックに適当なサイズの枝(現地調達)を差し込んでバームクーヘンの軸棒を回すためのハンドルとします。

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ちゃんとしたものを作ろうかとも思ったのですが、かさ張るのでこの仕様となりました。

焚き火でバームクーヘンを焼く

道具の紹介も済んだところで、実際のバームクーヘンの調理について。

前回同様にキャンプ場で景色と焚き火を眺めながらバームクーヘンを焼いてきました。

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カマドスマートグリルで焚き火

薪は現地調達です。落ちている枯れ枝をカマドスマートグリルのサイズに合わせて折って使います。

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数日前にかなり強く雨が降ったこともあり、少し湿った感じでした。

湿っていると火が付きにくいというも困るのですが、それ以上に困るのが、すごく煙るんですよね。(それから熱せられた水分が爆ぜるのも地味に困る。というかビビる。)

案の定煙い… 目がしみる…

炎が立った状態ではバームクーヘンが燃えてしまうので、熾火状態にします。それなりの火力が必要なので、まずはたくさんの枝を燃やしておきます。

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やっぱり困ったのは火付けの悪さではなく、煙でした。薪が湿気っているとはいっても、一度火がついてしまえば、あっという間に炎は燃え広がります。燃えるのは良いのだけれど、大量の煙が上がります。

もう煙い煙い… 目はしみるし、最悪です。

これからの季節は落ちている枯れ枝を薪にすると、どうしてもこういうことになりますよね… 何か対策は考えないとなぁ…

生地を軸棒に塗ってグルグル回す

炎と煙が落ち着いてきたので、軸棒に生地を塗って焼いていきます。

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生地はホットケーキミックスです。

生地を塗ってグルグル回すだけですし簡単だろうと思っていたのですが、これが結難しい。

まず、生地を薄く塗るのが難しい。

そして、薄く塗った生地が垂れて落ちてしまわないようにするのが難しい。

おまけにバームクーヘンをグルグルさせながら火加減を調整しなければならない。

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生地を塗るごとにバームクーヘンは徐々に成長していくのですが、やればやるほど「思っていたのと違う‼」感じに育っていきます。

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生地がホットケーキミックスのせいもあって、熱で膨らむのだけれど、これが酷くいびつな膨らみ方をしてしまう。

ただでさえ生地を均等に伸ばして塗れていないのに、焚き火で調理しているので火の通り方もまちまちになる。そのために生地が不規則に膨らみ、表面がボッコボッコになってしまうというわけだ。

とにかく想像していたよりもはるかに難しい作業でした。そして、難しいからこそ面白い。

一度に塗る生地の量、塗り方、火の強さ、ハンドルを回転させるペース…

様々な要因を一つ一つ確認しながら調理していく。

このままならない感じこそアウトドアの醍醐味。もう楽しくてたまらない。

そう。私はこんな非日常を楽しみむためにここに来たのです。

 

バームクーヘン完成

苦労をしながらも、何度かやっているうちにコツもつかみ、コツをつかんだ頃に材料が尽きるというありがちなパターンを踏んでバームクーヘンは完成しました。

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だいぶ大きく育ちました。

火から下ろし、軸棒を抜いてカットしてみましょう。果たしてキレイな年輪は出来ているか?

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ん~微妙。

しかし、こういうのは過程が大事。例え思ったように作れなかったとしても、そこに至る過程が楽しければ良いのです。私は十分に楽しめました。

焚き火で作ったバームクーヘンの味と感想

さて、コーヒーとセットでいただきましょう。

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うん。これは、ホットケーキだ。

ホットケーキミックスを生地にしたのだから当たり前だが、こんなにもホットケーキだとは思わなかった。

いや、少しだけホットケーキじゃない感じもある。食べた後にどこか煙い。これはまちがいなく、焚き火に燻された効果だ。

正直、これなら普通のホットケーキのほうが美味いだろう。

 

しかしだ。

 

やっぱり、雰囲気とか、そこに至る過程ってのは大事だと思いました。味覚としては大した感動は覚えなかったのですが、何とも言えない幸福感がありました。

楽しいと思えるかどうかが重要なんでしょうね。前回も今回も作る過程がすごく楽しかったです。それだけで存分にアウトドアを満喫できたと感じられました。

 

さて、2回にわたってカマドスマートグリルを使って、グルグルと食材を焼いてきましたが、一応、もう一品予定しています。

公開がいつになるかは未定ですが、お楽しみに。

では、また。

 

 

 

 

記事内で紹介のカマドスマートグリルはこちらです。

最新のカマドスマートグリルでは用途に合わせて炭受けの高さが3段に調整可能になりました。また、色違いの限定品やワンサイズ大きいB5のものも販売されています。

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