あけましておめでとうございます。
今年もよろしくと願いします。
さて、先ほど諏訪大社本宮に初詣でに行ってまいりました。
凛とした元旦の冷たい空気を吸いながら、徒歩で数キロ歩いてお参りしてきました。
お宮が近づくにつれ聞こえてくる太鼓の音や木遣りの声。実にお正月らしい雰囲気です。
それに、ここ数年、本宮を騒がしている例のカエル軍団の奇声が聴こえてこない。
昨年もここに陣取っていたカエルが今年は一匹もいません。
「おや?ようやく飽きてくれたのかな?」
そう思いながら、今年は清々しい気持ちでお参りをすることができました。
これで平穏なお正月が戻ってくるのだな。そう思っていたのですが、甘かったです…
やっぱり現れた愛護団体のカエル部隊
参拝を終え帰る途中、鳥居に目をやるとやっぱり現れていました。
今年は昨年指摘させていただいた有名なキャラクターは利用していませんでしたが、それ以外は例年通りで、相変わらずの趣味の悪さです。
西門側の駐車場が拡張されたこともあり、こちらを通る参拝客は例年よりだいぶ少なくなかったです。そのため、着ぐるみに興味をもって近づき、残酷な写真を見せられて怖い思いをする子供が減ったと思いますので、それは良かったです。
せめて拡声器はやめてくれないか
今年も御手洗川に入っての狼藉です。
例によって氏子の制止も気にせず、またもや神事が行われる予定だった御手洗川に入っていきます。
片手には拡声器。これで神社内に団体の訴えを叫び続けます。
元旦の厳かな雰囲気が台無しだよ。
ちなみに、この御手洗川、神事で使われるとされるカエルが冬眠しているという建前になっている川です。
彼らは冬眠しているカエルを起こすなとも主張するのですが、一昨年は、そのその川でザリガニ獲りという名目で川に入り、冬眠中のカエルの保護をしようとしました。
結局カエルは見つからず、ここにカエルがいないことは彼らも承知のはずなのです。
ついでに言えば、動物愛護をうたいながら、ザリガニ獲りはOKなのか? とか、冬眠していると言いながら土足で縦横無尽に御手洗川内を歩き回るってどうなの? とも思いますが、まぁ、彼らの「動物愛護」も建前なのでしょう。
それから、この川、砂防指定地ってやつらしいです。
よく分からんけど、中に入るには許可がいるってことですよね?
たぶん許可はとっているのだろうけれど、この許可って申請があれば認めなければならないものなのだろうか? 断ってくれればいいのに…
神事復活か?
しばらくすると神職があらわれました。
あ、あれ⁉ もしかして神事復活するの?
と、少し期待したのですが、御手洗川にお祈りをささげると戻っていかれました。
残念…
こうやって少しずつ文化って失われていくのかな…
戻っていかれる神職に向かって、リーダーらしき方が謎の演説を始められました。
支離滅裂だったので内容はよく覚えていません。
「天皇陛下が~ 」って突然叫び始めました。
途中、タケミナカタとかミシャグヂとか諏訪大社や地元にゆかりの神様の名前を叫ぶのですが、神様の名前って難しいですし、普段から呼びなれていないと上手く発音できませんよね。上手く言えずに何度も噛んでおられて微笑ましかったです。
人数少ないし、若い子いないね。バイト雇えなかった?
今年も愛護団体と氏子の間では、昨年、一昨年とほぼ同様のやり取りが繰り広げられていました。様式が整いつつあるのが何とも切なくなります。
ただ、一点気が付いたことがあります。
カエルの数が少ない。…ような気がする。
数えたわけではないので断言はしませんが、だいぶ少なくなったような気がします。
ツイッターでも同様の感想を持たれた方を何人か見つけました。
それにね。今年のカエルは上着着てるでしょ。だいぶ着込んでいるので、遠くからではカエルとはわかりませんでした。こんな根性なしのカエル、昨年、一昨年はいなかったと思います。
で、よくよく見ると着ぐるみ部隊に若い人がいないわけ。
このカエルの人たちの中に金で雇われたバイトが紛れ込んでいるのは、一昨年に氏子の方と若いカエル君とのやり取りで分かっています。
最近、景気良くなってきていて、特に若い世代の雇用情勢は著しく改善しましたから、バイトの募集が上手くいかなかったんじゃないのかな?
他にいくらでも仕事があるわけだし、元旦からこんな寒いところで、パジャマみたいなカエルの着ぐるみ一枚で、諏訪の氏子から怒りを買うようなバイトを好き好んでやるようなやつもいないだろう。
そのためコアな団体メンバーのみでの活動となり昨年よりも人数が少ないってところではないだろうか。年配のカエルたちに元旦の諏訪の寒さはこたえたことだろう。
わかるよ。大変だったよね。
私も会社のスタッフが足りなくて昨年はずいぶんと苦労したものだ。人雇うの大変になったよね。
だったらさぁ、貴重な人的資源をこんなところで使わずに、もっと有効に使おうぜ。
動物愛護を叫ぶのであれば、もっと行かなければいけないところあるだろ?
と、いらぬ心配をしつつ、景気の回復を実感した元旦でした。
では、また。