どうも。ブログを書くのに使う写真を撮りに行こうと思っていたのに土砂降りで撮りに行けず、この一週間、どうやってブログの記事を書いて行けば良いのかと困り果てているhesochaです。
記事自体のストックはあるんですけどね。写真なしってわけにはいかないので…
そんなわけで、仕方が無いので手元にある写真に合わせて新たに記事を書いていこうと思います。
今日は以前に一度チョッとだけオマケで紹介したものをメインに据えて再投稿してみたいと思います。人里離れた山の中にたたずむ、謎の巨石、小袋石について。
見た目は王蟲 謎の巨石・小袋石
デカいでしょ。なぜこれほどまで大きな岩を「小袋石(おふくろ)」と言うのでしょう。苔がむし、木々も生えているため、山の一部分のようにすら見えます。前の投稿でも書きましたが、風の谷のナウシカで登場する王蟲(オウム)のような雰囲気です。腐海の森でナウシカが抜け殻を見つけましたよね。あんな感じです。図ってみましたが、周囲20メートル余でした。正確ではないかもしれませんが。
小袋石の底部からは水が流れ出しています。このため水源に対する信仰ともみられています。
この巨石は茅野市高部区の山中にあり、同じ場所に上社の摂社である磯並社があります。そして小袋石はこの磯並社のご神体であったと言われています。
これが磯並社です。この右上に進むと小袋石が現れます。
先ほどの岩の底部の湧水もそうですが、磯並社という名前からして「水」に関係がありそうです。
別名を舟つなぎ石といい、かつてはこの石のすぐ近くまで諏訪湖が広がっていたと言われています。本当ならば現在の諏訪の街のほとんどは湖底にあったということになります。
こんな言い伝えがあるあたりも、やっぱり水に関係がありそうです。
諏訪の七石
諏訪には七石と呼ばれる石があります。いずれも大きな岩や変わった形の石で、おそらくは磐座信仰の対象だったと思います。今回紹介した小袋石もこの七石の一つです。
小袋石の他には、硯石、沓石、蛙石、御座石、児玉石、亀石があります。(こちらも写真が揃い次第書いていきます。)
これらの石への信仰は諏訪地方の巨石信仰の代表例で他にも八ヶ岳山麓の尖石遺跡近くにある尖石様など信仰の対象になる石があります。それこそ、茅野駅近くで見つかったただの大岩や、下諏訪の万治の石仏などもその一つと数えてもいいかもしれません。
さて、写真とネタの使いまわし回になってしまいましたが、結構それっぽくまとまったので、これで終わりにします。
それではまた。