先週の予告通り、今日は守屋山に登ります。
この投稿は昨夜書いたものを出発直前に更新したものです。
登山の様子は下山後、元気ならば夕方に、そうでなければ明日更新します。
id="守屋山とは">守屋山とは
さて、登山前に守屋山について。
守屋山は諏訪市と伊那市との境にある標高1,651mの山です。山頂からは、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳連峰といった山々を、眼下には諏訪湖を見ることができます。東峰には守屋神社奥宮の祠があります。ちなみに、ここに御柱があるか否かを確かめることが今回の登山の主たる目的です。
危険個所もなくて登りやすく、展望にも優れた山として人気も高く、信州百名山にもかぞえられています。
また、諏訪大社上社の神体山と言われることが多いです。言われるというのがポイントです。
諏訪大社上社の神体山は守屋山?
「神体山が守屋山」とする話は、地元諏訪でも常識として定着しています。私も少し前までそう思っていました。しかし、そうではないのです。
実は諏訪大社の前宮からも本宮からも守屋山を仰ぎ見ることはできません。かなりの距離をおいて、守屋山の「一部」が見えるにすぎないのです。
また、前述のとおり山頂(東峰)には守屋神社奥宮がありますが、諏訪大社に関わる祠などはありません。
諏訪大社の神体山は「宮山」
上社本宮には本殿がありませんが、現在はその理由を、背後にある山をもって神体としているからと説明しています。
そしてその背後にある山を宮山と言います。御山という場合もあります。
私も神職から「本宮の御神体は、守屋山ではない」と聞かされるまで、何の疑いもなく守屋山=諏訪大社の神体山だと思っていました。
諏訪でもそう思っている人の方が圧倒的だと思いますので、これを読んで、「いや、違う」という人もいるかもしれません。
でも、そうらしいです。
どうしても納得できない方はこちらのページをご覧ください。文才の無い私では説明しきれないけれど、伝えたかったことが全て書かれています。
それでも守屋山は大事な信仰の山
ただまぁ、信仰ってのは人の心の中にあるものですから、歴史的事実とは別に、「地元の人がそう思っている」ってのは重要なことだと思うわけです。
つまり、諏訪大社も大切。守屋山も大切。あの一帯の自然を畏れ敬ってきたということが大事なのだと思うのです。
そういう自然信仰が諏訪信仰ですから。