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マジか!?地元の神様が他県では妖怪扱いされていた!【手長様と足長様】

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手長様と足長様という神様が地元にいるのですが、これについて書こうと思い、少し調べてみたら、この神様、よそのエリアでは神様ではなく、妖怪として扱われているんですね。正直、かなりビックリしました。

ですので、逆に妖怪として名前を知っている方には違和感があるかもしれませんが、地元の神様、手長様と足長様についてです。

 妖怪?とんでもない!!諏訪ではとてもエライ神様です。

手長様(手名椎)と足長様(足名椎)は古事記によれば建御名方神(以下、諏訪明神)の六世のご先祖で、有名な素戔嗚(スサノオ)の妻となった櫛名田比売の両親であり、出雲の神の始祖ということもできます。もっとも、素戔嗚から大国主までがスッポリと無視されていることが多く、素戔嗚が諏訪明神のお祖父ちゃんと言われることが多いため、地元では諏訪明神の曽祖父母と言われることが多いです。諏訪明神の家来と言われている場合も結構あります。

てなづち・なしなづちの名については早稲と晩生の稲の意であるとか、手無し・足無しの意で、稲作に欠かせない水の神霊である蛇神を表しているとも言われているそうです。後者は手無しが手長に足無しが足長に変わったとすると、すごい意味の変化だなぁと思うのですが、昔は意味より音を重視して文字を使うことが多かったので、そういう変化もあったのかとも思います。

ともかく、この二神は諏訪にはゆかりの深い神様で、諏訪明神の命を受けた手長様と足長様が諏訪湖を取り囲む山々を切り開いて諏訪を開拓したとか、不心得者を手長様が摘み上げて遠州に下したとか、足長様が手長様を肩車して、二人で諏訪湖で漁をしていたとか、お二人の伝説というか、昔話は数多くあります。

ちなみによそではこんな妖怪らしいです

鳥海山(山形)では、二人は怪物で、旅人をさらって食べたり、航海している舟をおそったりしたため、御祭神の大物忌神が山を噴火させて滅ぼしたと伝わっているそうです。って、えぇ!! 手長様と足長様、滅ばされちゃった!? つか、随分な悪役だな、オイ。

それから、磐梯山(福島)では、やっぱり二人は怪物で、壺に封ぜられて山頂に埋められたと伝わっているそうです。やっぱりこっちでも悪役です。あれ、でも、磐梯山の山頂って、噴火で形変わってますよね。たしか。こっちの手長様と足長様は逃げ延びられたのかな?ちなみに、壺に封じたのは弘法大師だとも伝わっているそうです。

 

いやぁ、ところ変わればと言うやつですね。地元の神様が妖怪・怪物扱いされているとは驚きでした。

本当は二神を祀る神社について書くつもりだったのですが、だいぶ長くなりましたし、妖怪扱いされていたことが衝撃的すぎて、同じ項では上手くまとめる自信がありませんので、一旦終わりにします。

 

では、また。

 

※続き書きました。 

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